2005-02-01から1ヶ月間の記事一覧

経営者、15歳に仕事を教える

日本IBMの会長という、紛れもなく日本の経済界の要人である著者が、中高生向けに仕事とはなにかということを書いた。といえば過去の自分の経歴の自画自賛が鼻につく文章かと思っていた。確かに前半は立身出世物語でもあるが、一向に不快感がないのは北城氏の…

草原の記

下の始祖鳥記のレビューで、オタクの原点云々と書いていて、ふと司馬遼太郎がそういう一つ事にこだわる性分というのは日本人にありがちだという文章を書いていたな、と思い出し本棚を探してみた。あった、あった。「私見をはさむと、日本文化は室町期も江戸…

始祖鳥記

天変地異、大飢饉が襲いかかったうえ、腐敗しきった政治が民衆を容赦なく苦しめた江戸天明期にあって、飛ぶことにひたすら執着し続けた男、幸吉の物語。 というか実話。時代のヒーローとして民衆の支持を得たり、罪人となり生活していた土地を追われたり、波…

Early Times

Early Timesアーティスト: LOVE PSYCHEDELICO出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント発売日: 2005/02/09メディア: CD クリック: 16回この商品を含むブログ (123件) を見る自ら選んだベストだそうです。 「例えばお金のない高校生のために、最低これだ…

教育を経済学で考える

教育には外部経済効果があり、国民の知的レベル、技能レベルが上がれば経済は成長する、なので国は教育に投資する、みたいな「人的資本論」という考え方が存在するという。 親の収入とか、親から引き継がれる資質とか、子供本人の能力とかを数値化して(あく…