有為転変

私の中で一つの大きなピリオドが終わって、なんとなく今までの自分を振り返ってみたりしていて、ふとこのブログを思い出した。

最後に書いた頃は夫が謎の病気に苦しんでいる時だったのか。そんな頃もあったなと懐かしむには2年半は短い気もするけど、実際この3年くらいは予測不可能な変化に富んだ期間だった。

夫の重症筋無力症という診断は、この最後の記事から数か月後に否定され、結局何の病気だったのか不明なまま今に至っている。現在も少々の健康に関する問題はあるものの、生命保険にも加入できないレベルの重病ではない。

夫の重病疑惑が撤回され、息子が結婚し、娘が就職し、会社がちょっとだけ大きくなり、事務所が繋がった家を建てて、猫が糖尿病になり、父が死んだ。

まるで映画の一場面かのようにリアリティを感じない大国の新しい大統領のニュースを見ながら、1年後の世界とか自分とか、まるで想像ができないでいる。

とりあえず、猫の1日2回のインスリン注射を忘れないことだけが重要だ。