京都行ってきました その3

最終日はあいにくの雨でした。(´・ω・`)
この日は、金戒光明寺、清水寺、三十三間堂、東寺を見て3時に京都駅、という予定を前の日にあらかじめお願いしていました。
前日と同じドライバーはCさんですが、この日はジャンボタイプを予約しました。
「えらい金戒光明寺にこだわってはるから」とCさんはまずここから見学することを提案してくれました。
駐車場に止められないとかのアクシデントで間に合わなかった、みたいなことになる可能性もあるから、どうしても見たいという場所は最初に行くようにしてるんだそうです。

金戒光明寺

地元の方は「黒谷さん」と呼ぶ浄土宗の大本山です。
京都守護職会津藩の本陣だったから、幕末好きなら行くよねー?と思ったけど、あまり観光客は行かないみたいですね。
私が行きたいと思った理由はそれもあるんですが、直実さんゆかりのお寺だったから。
「なんや、熊谷直実さんは法然の一番弟子やったんやー」
と、Cさんわざわざ前日に勉強してきてくださったようです。


法然廟の前に熊谷一族のお墓があります。

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直実鎧掛けの松
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敦盛を泣く泣く討ち取った直実が世の無常を感じ、仏門に帰依することを決意し、鎧を洗い乾かしたといわれる松です。


あとで調べたら春日局山崎闇斎のお墓もあることを知りました。
山崎闇斎といえば会津松平家の始祖保科正之と縁が深い人ですね。京都守護職の本陣がここに置かれたのもその辺が関連してるんでしょうか?
で、闇斎学は尊皇攘夷思想に多大な影響を与え、倒幕の原動力となったのですから皮肉なもんです。


ヘルメットをかぶってるわけじゃありませんw
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いやいや、面白がっちゃいけませんぜ。
五劫思惟阿弥陀如来といいまして、大願を成就するため、五劫という気が遠くなるような長い時間剃髪せずに思惟していたからこんなになっちゃったんです。
墓石が並ぶ階段の脇に隠れるようにしてひっそりといらっしゃいました。
アフロ如来様のうわさはちらほら聞いていましたが、まさかこんな形でお目にかかれるとは。
ラッキー。


山門
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万延元年の完成ってことは容保さんがいらした頃はピカピカだったんでしょうな。

清水寺

高校の修学旅行で京都を訪れた義母ですが、体調が悪かったのか清水寺と三十三間堂は中を見れなかったそうなんです。
約60年を経て、清水寺の舞台に立つ念願をかなえることができました。
「おばあちゃんのおかげでどこでもスイスイ停められるわ」
とCさん。通常は関係者以外立ち入り禁止のところを通ってほとんど歩くことなしに堂内に入ることができました。


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裏側にはこんなお地蔵さんたちがいるんですよ。


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ファーファ、清水の舞台から飛び降りることもできるんですよぉ。


いや、飛ばないけどね。( ̄(エ) ̄)ノ

※元ネタはこちら→http://www.nicovideo.jp/watch/sm10726358


お茶屋でしばし休憩。
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娘よ、これが「ひやしあめ」だぜ。
アイスキャンディーじゃないんだぜ。


夫から送られた画像にこんなのがありました。
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首振地蔵ですって。
私は気づかなかったんですけど、Cさんにすすめられてお参りしたそうです。
お地蔵さんの首を自宅の方角に向けて祈るんですって。
でも、あとでぐぐってみたら恋のおまじないって書いてあるんだよな。
まいっか。

三寧坂〜明保野亭

10年前の旅日記にも書いた記憶があるけど、関東平野に暮らしてるせいか坂を見るとテンションあがるんですよ。
うちの娘も同様で、タモさんレベルの高低差フェチなんです。
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興奮を抑えられない娘。


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息子も八つ橋シュークリームにまみれながらハイテンションで歩いてました。
うまかったな、きなこ味のやつ。


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坂ー!(*´∀`*)


昼食は明保野亭。
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99年になんのリサーチもせず夫とぶらりと入ったら「ここ、明保野亭じゃんっ」というまるで龍馬が導いたかのような幸運でここを知ったのでした。
ここは幕末志士たちが密議を重ねていた料亭兼旅籠で、「竜馬が行く」ではお田鶴様との密会場所として登場しました。
当時はもっとカジュアルだった記憶があるんですが、なんとなく高級な感じになってましたね。
確か1500円くらいだった龍馬弁当が3000円とか。(´・ω・`)
今回一番安い1575円のお弁当を食べましたが、見た目以上に量があって味も上々で大満足でした。
夫と来たときに食べた中にあんこが入った生麩が印象に残ってたんですが、しっかりそれも入ってました。


3日目その2につづく