菜の花の沖

みっきぃの司馬遼太郎補完計画に触発されて、とりあえずうちの本棚に現在ある司馬作品を整理してみた。
で、菜の花の沖をかなり久しぶりに手にとってパラパラと読むうちに止まらなくなってしまった。


この作品を読むのはおそらく7、8年ぶりくらいになると思う。
最初読んだとき確かに感動したのは覚えてるのだが、こんなに嘉兵衛のかっこ良さに身悶えしなかったな、と思う。
10年前だとしても私は30代で、それなりの審美眼は備えていたと思うのだが。
40代にならないと気づかないカッコ良さがあるなら、50代、60代にならないと気づかないカッコ良さもあるんだろう。
楽しみな老後じゃないか。

菜の花の沖〈2〉 (文春文庫)

菜の花の沖〈2〉 (文春文庫)


ああそうだ、『ララピポ』注文したよ。>かけだし。