ローリング・ストーンズ

落合がいた頃の巨人-阪神戦以来だから、5年か6年ぶりくらいの東京ドーム。
ストーンズとの遭遇は1990年の、やはり東京ドーム以来。
チケットには2階席と書かれていたけど、たどり着いたところはホーム真上のオーロラビジョンに手が届きそうな、屋根に手が届きそうな、事実上4階席みたいな場所だった。
かろうじてステージ上の人が動いているのが確認できる…みたいな。


17時開場、19時開演のハズなのに、実際始まったのは21時近かったと思う。
焦らしに焦らされてイライラが頂点に達したときにミックが現れた。
Start Me Upでスタート。22日はJumping Jack Flashだったって聞いたんだけど。
となりのダンナはいわゆるエアギターってやつを弾きだした。
ちょい太めのキース誕生。w


回りを見回すと、意外と気合の入った若い人もたくさん来ていたのは意外だったが、会社帰りと思われるコートを羽織ったオジサンとか、ちょい悪オヤジの集団とか、子育てが一段落でホッとしたね、という体のご夫婦とか、団塊の世代と言われる方々が圧倒的に多かった。
一旦足を止めて、今までの自分を人生を振り返ってみるという年齢の方々が、それぞれに秘めた思いを爆発させるという、重厚な空気が漂う空間。
私達がいた場所からはメンバーの表情を見ることもできなかったけど、その空間に居られる幸せは十分に味わえた。
はしゃぎすぎて足腰痛いけどね。


ミックは今年63歳。
おととしのディーブ・パープル、80年代に40代だったロッド・スチュアートを見たときですら衰えを感じた。パワーは衰えたけどまぁ老人だからね、みたいないたわりの視線もありつつのライブだったのを覚えているが、ミックはそんな加齢臭とは無縁のヤツだった。
"若いじいさん"なんてもんじゃなく、年齢超越した存在?
なんていうか、神?


おそらくミックは生きてる限りロックの神様であり続けるんだろうな。