忘れた頃にやってくる

11月中旬から続けていたウォーキングをここ5日間ほど腰痛で休んでいる。
今年になって飲み始めた気管支炎の漢方薬が効いているのか、多少早く歩いても咳き込むことがなくなった。つい調子こいて、いつもの帰路ルートから外れてパンなぞ買いに行ったせいか、翌日今まで痛くなったことのない場所に違和感。少々無理して歩いたらデスクワークが辛いほどに悪化してしまった。


初めてぎっくり腰になったのが17年ほど前のこと。
娘を起こそうと抱っこした瞬間ファーストインパクト。
あまりの痛みに頭の中が真っ白になり、気づいたら目の前で私の手から転げ落ちた娘が私を見ていた。真顔で。(笑)
以来、慢性的な腰痛に悩まされているのだが、サードインパクトくらいからは壊滅的な打撃を受けない防禦体勢を会得したので、使徒襲来 ・・・いやぎっくり腰になるまでには至らずに済んでいた。
今回の久々の衝撃に、すっかり油断していたことを反省。


あのとき真顔で見ていた娘が今日で20歳になった。
娘の誕生日の思い出はいつも阪神淡路大震災の映像とリンクしている。
3歳の誕生日を迎えた朝の、倒壊したビルや崩れ落ちた高速道路の映像をリアルな光景として認識できなかったのを覚えている。
あれからしばらくは防災に対する備えに敏感になっていた気がするが、昨年の3月の時点ではすっかり頭の中から消え去っていたように思う。
腰痛も天災も、常に意識していることが重要なのだ。うん。