黒船以降

黒船以降―政治家と官僚の条件

黒船以降―政治家と官僚の条件

かなりマニアックな史実を掘り起こす小説家中村彰彦氏と、イスラム史の専門家でありつつ日本史マニアでもあり、「美しい国づくり」企画会議座長代理ってことで注目を浴びた山内昌之氏両氏による幕末の政治家と官僚についての対談集。

なにが楽しいって、御二方の水戸の斉昭と一橋慶喜への嫌悪っぷりがすさまじくて、大の大人がものすごい楽しそうに悪口を言い合ってるのが実に爽快なのだ。w


中村 予断ですが、代々の水戸藩主は、それぞれの性格や言動にそって、光圀だと「義公」というふうに贈り名をするのですが、斉脩の場合は「哀公」なんですね(笑)。
山内 いちばんぴったりなのは、斉昭の「烈公」だなあ(笑)。斉昭の子で最後の将軍となった一橋慶喜がもし水戸家を継いでいたら、何と贈り名さていたでしょうね。逃げ足が速くて無責任だから「遁公」とか(笑)。
中村 豚肉が好きだったので「豚公」かもしれません(笑)。


ね、楽しそうでしょ。
私も混ぜてほしいくらい。w