ひとり日和

ひとり日和

ひとり日和

少々クセのある20代のフリーター女性の、老婆との共同生活や恋人との別れや新しい出会いを淡々と綴っている。
正社員として採用され、自立した女性として背筋を伸ばし新しい希望の季節を迎えるところで終わる。本当に淡々としているけど、季節の移り変わりと主人公の感受性の変化が巧みにリンクしていて、さりげないけどこの作家の才能が覗えると思う。