江戸の英吉利熱

江戸の英吉利熱 (講談社選書メチエ (352))

江戸の英吉利熱 (講談社選書メチエ (352))

「鎖国下の知られざる日英視覚交流史」って…。
オビの文句って、どれも多少は誇大広告的なとこはあるけどね。


この文句を見たら、江戸時代にはオランダ以外の国とは国交がなかったはずなのに、なんでイギリス?って、普通興味がわくよね。
でもよく読んでみると「視覚交流」とか「想像の交易」とか、それ無理やり過ぎでしょって感じ。


面白い視点ではあるし、豊富な資料とそれについての著者特有の解釈もあって、それなりに面白くはあるのだけど、なんかタイトルにだまされた感があるんだな。