職務質問

昨日の朝のこと。
リハビリ中の父を近所の病院に残し、スーパーまで父の自転車に乗って買い物にでかけた。
買い物を済ませスーパーを出たところに、平日の午前中にありえない派手系コーディネートのおじさんがいた。
「これは"ヤ"が付く自由業の人だ。間違いない」
と思った私は、極力目を合わせないようにして駐輪場へ向かった。


買ったものを前籠に入れサドルにまたがったそのとき、そのヤ●ザが声をかけてきた。


「あー、ちょっとすいません」


思いのほか温厚そうな声だったが、ヤク●が私に声をかけてきたという事実にすっかり混乱に陥った。


ぇ。な、なんですか。(回りに数人いるのになんで私?!)


すぐに逃走できる体勢を維持しつつとりあえず立ち止まった。



「ごめんなさいね、おまわりさんです」


●クザ疑惑は消えたものの、ドラマでしか見たことのない警察手帳を見せられて、私のステータス異常は新たなレベルに到達し、完全に目が泳いでしまっている。


「えーと、その自転車はご本人のですか?」


ぃやっ、あの、ちっ、父の自転車な…★$*※♪%…。



完全に挙動不審だったけど、登録してある名義と私が告げた父の名前が一致したので、問題なくそのヤ●ザ警察官(刑事?)はにこやかに立ち去っていった。


ていうかね。
あの洋服のセンスってのはマニュアルにのっとってるわけですか?
なんかもっと小市民が怖がらないような、平日の昼間の平和な風景に溶け込むようなナチュラルな服装のほうがいいんじゃないすか?


てなわけで、初めての職務質問体験でありました。